みなさま

こんにちは
木村亮太です。


9月3日の午後に高槻市に臨時財政対策債についての視察に行ってまいりました。


DNAの違いを感じました。
隣接している市でもこんなに違うのかと。


臨時財政対策債とは
(ざっくり説明しますと)
国が本来地方交付税として地方に配分する分の財源が足りず、
不足分を借金をして補填をしてくださいというものです。


臨時財政対策債の発行可能額がそれぞれの自治体によって
決まっており、発行をするということは、借金をするということなので、
返していかなければなりません。

その借金の返済分は、
その分は来年度以降の交付税の算定基準に入っているとのことです、


この臨時財政対策の償還分は交付税に算定されるとのことですが、
来年度以降も交付税が足りないので
また臨時財政対策という借金で補てんをせざるを得なくなります。



発行を抑制できるのならやるべきでありますが、
枚方市の場合、毎年ほぼ発行可能額のうち、
満額に近い額を発行しています。



高槻市は、
平成21年度以降、発行可能額よりも実際の発行額を抑えており、


平成21年度
発行可能額:約38億円
実際の発行額:33億円


平成21年度
発行可能額:約63億円
実際の発行額:45億円


平成22年度
発行可能額:約57億円
実際の発行額:20億円

平成23年度
発行可能額:約57億円
実際の発行額:20億円


平成24年度
発行可能額:約60億円
実際の発行額:55億円


というように発行可能額から抑制しています。

その取り組みについて詳しく話を伺っていくと、
基金の額の違い(貯金の多さ)や、
行革を進めてきた歴史が全然違いました。


高槻市は約30年以上も前から行革を進めています。
枚方市の行革を始めたのは10年ほど前からです。

平成10年、11年の日本一の赤字額を計上し、
財政再建団体への転落危機になった時からです。


「当初予算を組む段階では
臨時財政対策を満額発行する予定で予算編成をしても、
予算を執行するうえでの節約で10~30億円を産み出すことは可能。」


「臨時財政対策のとらえ方はいろいろあるが結局は借金」


という発言は枚方市では聞いたことがなかったので、
財政に対する意識、DNAがここまでも違うのかと感じます。


なかなか意識を変えることはたやすくないですが、
できることから順次、粘り強くやっていきます。







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枚方市議会議員
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